早稲田大学で転部し、GLFPでUCバークレーに行った記録

早稲田大学人間科学部に入学したものの納得できずに国際教養学部に転部して学部を変え、GLFPでUCバークレー(University of California Berkeley)に交換留学することになった学生

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早稲田で転部、GLFP、UCバークレーに行きたい人へ

転部について 早稲田大学

目次

  • はじめに
  • 概要
  • 転部した理由
  • 志望学生がすべきこと
  • 勉強方法

 

追記(09062020):

まず初めにコメントをいただいたのに返信できていなかった方、申し訳ありませんでした。

つきましては、今後質問等ありましたらTwitterアカウントの方にお願いします。

https://twitter.com/shun4598?s=09

 

はじめに:

 今回の記事は早稲田大学に所属する学生で転部を目指す人のためのものです。留学でGLFPを目指す人や、UCバークレーへの留学を目指す人のためのものではないです。

 

 

概要:

 2017年11月に国際教養学部への転部試験に合格し、二年生から所属していた人間科学部から国際教養学部へ移る。もともとは政治経済学部志望だったが、TOEFLの提出形式を間違え、書類不備で落ちる。国際教養学部合格時のGPAは3.5、TOEFLスコアは90だった。

個人的な感覚として

合格ラインのGPAは3.2

国際教養学部TOEFLは75

その他は60~70、 80あればどこでも安心というラインだろうか。

 

 

 

転部した理由

 駿台国際時代の友達(男子3人)が一橋、一橋、慶應経済と学歴差にコンプレックスを持っていた。当然その差は自分の過去の努力量の結果なのだが、自分は胸を張って彼らの隣を歩きたいと考えていた。だから早稲田大学のトップである政治経済学部に転部して、一橋、一橋、慶應経済、早稲田政経の四人組になりたくて転部を決意した。あと、四年間所沢に監禁されるのは普通に嫌だった。バスは混むし立っているの怠いし。あと西武線沿いに住んでいたので埼玉と最寄り間で生活が完結しているのが嫌だった。せっかく早稲田に入学したのだから新宿とかにも定期的に行く生活スタイルがしたかった。このようにほとんどネガティブな理由である。

 

 

 そもそもICUにも合格していた当時、早稲田の人科に行く決意をしたのはICUに行っていれば四年間ICU確定だが、早稲田の人科で最終的に早稲田の他学部に在籍できる可能性を追ったからである。つまり、入学当初から転部ありきだった。

 

 

志望学生がすべきこと:

 転部を志望する学生が絶対にすべきことは3つだ。第一に志望学部を決めること。第二に志望学部の転部要項を読み、過去問を確認すること。最後に志望学部について情報を集めることだ。

 

 

 

志望学部の決定

当然のことだと疑問に思うだろうが転部を希望する学生は自分がいま所属している学部に不満があり、それを解消するための手段として転部を希望することが多い傾向にある。したがって、今の学部より上位の本キャンの学部に転部できたらどこでもいいと考える人も多い。(実際に、自分がそうであった。)

 

 

 しかし、このようなネガティブな理由で選んでしまうと転部後に後悔することも少なくない。例えば、法学部は課題や単位が大変と聞くし、文学部は歴史や文学を学ぶらしい、全く興味がない。。。そういうわけで自分の希望する学部の授業や性質が自分に合っているか吟味しよう。

 

 

 なにより、早いうちに志望学部を決めておくとその後の時間に特化した対策が可能になる。小論文やエッセイが課される学部がある。このような試験に対応するためには広範な知識が必要であり、一朝一夕で身につくものではないからだ。

 

 

 例えば国際教養学部の転部試験に課されたエッセイは「昨年起こった国際的な出来事を取り上げ、論ぜよ」というものだった。このエッセイに答えるためには国際的な出来事を知っているだけでなく、これが現代社会にどのような影響をもたらし、どのような意義があるのかについて答えられなければならない。これには多くの読書量が求められる。

 

 

 私の当時のエッセイが読みたい人がいれば公開する。

 

 

 

転部要項、過去問の読み込み

これも当然だが昨日、Twitterに私のときの試験問題を見してほしいという人がきた。調べればネットにすべて公開されている。私のブログに辿り着いている人はすでに調べていると思うが再度確認してほしい。TOEFLの提出形式で思い違いをしていたりするかもしれないぞ。。。

 

 

 

情報収集

情報収集には表と裏の2つの側面が存在する。

 表のものは要するに学部の情報を集めるということだ。例えば学部長挨拶や学部の理念を読み込むことは重要だ。なぜならそれを理解することで志望理由を学部が求める方向に合わせることができる。学部が求める人材を理解し、それに志望理由、エッセイの内容を合わせるということだ。例えば、東京大学では2019年度の入学式祝辞を上野千鶴子先生が担当した。東京大学で上野先生のような思想を持つ方が祝辞を公式で述べるということは東京大学がこの思想を正しいと考えているということにほかならない。つまり、もし東大に面接試験があり、上野先生の祝辞の内容に真っ向から反対する意見を述べたら落ちる可能性が高いということだ。法学部には法学部の、政治経済学部には政治経済学部の、国際教養学部には国際教養学部の理念がある。それを理解すればその後の学習の方向性を容易に確定することができる。(差別的思想や新自由主義的思想を過度に信仰しているようでは落ちるぞ笑)

 

 

 

 次に裏の情報収集だ。要するに実際に転部を経験した人や学部に所属している人たちの生の情報を集めることだ。自分のときはこれが最も難しく大変で、不安だった。自分がどの位置にいて、このまま学習を続けていれば受かるのか知りたかった。多くの転部学生は自分が転部学生だということを表に出さない。したがって転部経験者を探すことは難しく、詳しい話を聞くことは難しい。だからTwitterやこのブログを読んで情報収集に努めてほしい。直接試験に役に立つことはあまりないが自分頑張ってるなって思ったり、自分の精神安定のために必要だ笑

 

 

勉強方法:

 転部に必要な勉強は志望学部にもよるが大きく英語と学部が課す専門科目だ。

英語の学習に関してはTOEFLを課しているところが多く、留学にも応用できるため単独で別記事を用意する。

専門科目は高校時代と同じように詰め込みで学習できるものと知性の深さを問われる試験の2つが存在する。政治経済学部の経済学科が課す試験問題の多くは高校時代と同じように経済学を詰め込み学習すれば良い。一方で上記に述べたような国際教学部の問題には広範な知識が必要で詰め込み学習では対応できない。本項では後者について説明する。

 

 

読書の重要性

めっちゃ重要だ。知性が求められる小論やエッセイ、面接に対策するためには読書がおすすめだ。多くの学部はリベラル方面に寄った学部理念を持っている。上野千鶴子先生が語るような内容だ。転部を目指す一年生にとっては社会の底辺にいる人達は勉強しなかったせいでその位置にいるんだから自業自得だろwとか思うかもしれないが統計データなどを知り、勉強すればその考えがいかに浅はかだったかわかる。このようなことを勉強するのが大学知である。読書することはこの大学知の醸成において最も効率的な方法である。面接や小論文試験でこの大学知を活用した議論ができれば合格間違いなしだ。

 

おすすめの本:

ここではどの学部への転部にも対応できそうな基礎的な本を何個か載せておく。

この辺の本を読めばあぁこういう勉強すればいいんだなぁとなんとなく方向性がつかめるだろう。

 

 

志望理由書やエッセイなどで困っている学生がいたらTwitterかここで連絡をとってくれれば添削する。