早稲田大学で転部し、GLFPでUCバークレーに行った記録

早稲田大学人間科学部に入学したものの納得できずに国際教養学部に転部して学部を変え、GLFPでUCバークレー(University of California Berkeley)に交換留学することになった学生

To The Next Step

早稲田で転部、GLFP、UCバークレーに行きたい人へ

TOEFLについて 〜留学・転部〜

 

 はじめに

読者のみなさんがこの記事を読んでいるということはTOEFLを今後受ける必要に迫られているということだと想定してこの記事を書く。この記事にはTOEFLを受け始めたとき50点前半だった自分が10回以上受験して100点前半まで点数を伸ばしたコツや勉強法について記述する。 

 

自分語りをすると私は大学受験の段階ですでにTOEFLを求められ、転部、留学と3度大学で提出を求められてきた。それくらいある種の人には近いものとなるこのテスト、対策しておいて損はない。あと英強の人はみんなTOEFLだ。TOEICなんて満点とれて当たり前やろ みたいな感じだ。

TOEFLとは

まずTOEFLについて解説する。TOEFLは試験会場にいきパソコンに向かって行う試験だ。TOEFLにはPBTとIBTの二種類があり、PBTは紙ベース、IBTはパソコンに向かって行う試験だ。PBTはほぼ無価値なのでIBTがTOEFLだという認識で良い。

TOEFLの満点は120点で30点ずつ4セクションに分かれている。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングだ。

あと基本的に朝早く行われるもので、4時間という長時間の集中が必要になる。リスニング中に寝ないように注意だ。

 

受験料は一回2万円ほどかかり、テストセンターの予約は一ヶ月前など早いうちにしておかないと予約できず手遅れになる。また、スコアが出るまでにも2−3週間ほどかかり、時間の勝負となる。

 

スケジュール管理大事

 

大事なこと

  • 受験料 2万円
  • 予約は一ヶ月前に
  • スコアが出るまでに2−3週間かかる
  • スコアシートが届くまでにも2−3週間かかる

TOEFLは時間との勝負だ。TOEFLが課されているものの多くは提出期限などが求められることが多い。(大学の出願期限など)そこから逆算してあと何度受けられるか考えないと目標の点数に届かず後悔することが少なくない。

また、TOEFLで点数を伸ばすことにおいて最も大事なことは受験回数だ。慣れ、傾向の把握などすべてにおいて受験回数。一発目で高得点を出す人は本当の英強のみで一般人は傾向と対策で点数をじわじわ伸ばすしかない。少なくとも3回、6万円は使うことを視野に入れよう。

 

転部におけるTOEFL

最低でも60点はほしい。だがこの点数では合格を保証できない。TOEFLで落とされない点数というのは80点だ。80点届けば安心して良い。80点というのはどれくらいかというと英語が苦手な帰国子女のレベルだ。

留学におけるTOEFL

同じく最低でも60点はほしい。留学に関しては自分の行きたい国、大学のレベルによってTOEFLの要求点数が異なる。早稲田の場合、留学におけるTOEFL足切りなのでTOEFLを無限に頑張るより、目標ラインを超えたらGPA、志望動機を磨くことに専念したほうが良い。ちなみにUCバークレーはTOEFL80点ちょいで行くことができる。TOEFLより志望理由や面接を重視しているということだろう。

就職におけるTOEFL

日本の就職市場においてはTOEICのほうがメジャーである。しかし分かる人にはTOEFLの点数の価値がわかるので外資などを志望する人は受けておいてもいいかもしれない。しかし、TOEFLの点数を磨く暇があったらTOEICの対策をみっちりして満点をとっておいたほうがインパクトが強いと考える。

 

試験の流れ

まず、試験は一斉に始まるのではなく受付を終えた人から順次始めていく。したがってリーディング、リスニングで集中しているときに受付が早く終わった人がすでにスピーキングをやっており大きな声で話しているというような事態はあるあるだ。これも自分に有利なように使うことができる。

試験はリーディング→リスニング→休憩(10分)→スピーキング→ライティングという順番で進んでいく。 

PCの右上に残り時間があり、例えばリーディングは残り120分 それが0になれば強制的に次のセクションに飛ばされてしまう。全体で4時間ほどかかる試験であり、各セクションごとにも多くの時間がかかる。

ダミー問題とは

TOEFLにはダミー問題というものが存在する。これはTOEFLを運営する会社が試験の難易度調整のために行っている?問題で点数には換算されない。回答者は基本的にどれがダミー問題かわからない。しかし、どのセクションにダミー問題があるかは瞬時に判別することができる。

前提としてダミー問題はリーディングかリスニングのセクションに存在する。そしてリーディングの制限時間が90分ではなく120分となっていればリーディングダミー。90分であればリスニングにダミーが存在する。

これは不確定情報だがリーディングダミーの場合は最後のリーディングアーティクル、リスニングの場合は最後のリスニングセクションがダミーだと言われている。私は毎回このダミーセクションは適当に回答して他のことをしているが点数が著しく落ちたことはないのでおそらく情報は正しい。

リーディング

ここではリーディングセクションについて解説する。リーディングセクションの制限時間は90分3アーティクル もしくは120分4アーティクルのどちらかである。そして1アーティクルにつき14,15問の選択問題が課される。前述のように120分4アーティクルの場合は最後の1アーティクルがダミー問題であるため適当に解いて実質120分3アーティクル解くことができる。

アーティクルの分野は学術文章だ。物語文などは存在しない。〇〇という動物の生態、文明の歴史、地層の研究について、芸術家の歴史、医学など多岐に渡る。

問題のパターンは

語句:文章中の単語に線が引かれており似た意味の単語を選択するもの。

意味:文章に線が引かれており似た意味の文を選択するもの。

理解(?):単純に四択くらいで正しいものを選択するもの

大きいやつ:最後の二問くらいは配点が大きい難しい問題で二種類。文がいくつか用意されており文章の内容としてふさわしいものを5個くらい選ぶもの。と2項の概念について分類するもの。例えば両生類と爬虫類の違いについて解説する文においてこれは両生類の特徴、こっちは爬虫類と分類していくものだ。

各問1分程度で解いていかなければならないためリーディングが苦手な人にとっては厳しい。

 

リスニング

実力でがんばれ

問題のパターンは3つ

学生 対 権威:学生がなにか問題をもっていてそれを事務の人、教授に相談する。なんらかの解決策を見つけて、じゃあそれやってみるというパターンが多い。なぜ、そもそも学生は会いに行ったのか、教授はどういう提案をしたか、などを4択で聞かれる問題。

学生 対 学生:記憶が曖昧だが 日常会話について上記と似た質問がされる。

レクチャー:教授が絵画の歴史や宇宙の理論などについて永遠と語る。また、By the wayなど教授がなにげなく発言した言葉の意図は以下のうちどれ?のような問題も出題される。結構実力が問われる。

 

スピーキング

日本人が最も苦労するのがこのパートだ。ここで最も大事なのは文法とかそういうことではない。自信を持ってはっきり大きな声で話せるかが最も重要である。中国人やインド人はとても大きな声で話している。恥を捨てろ。

戦略は単純である。問題傾向はいつも同じなので対応できるテンプレートを丸暗記しておいて特定の部分を問題の内容に合わせて変更してぺらぺら話すだけである。丸暗記しているので緊張することもない。

問題傾向は

自分のこと:自分はどっちを信じる、好きなどを答える問題である。

学生問題:二人の学生が話していてどっちかが問題を抱えており、もうひとりの生徒が解決策を2つ提示する。それを要約し、自分だったらどっちを選ぶかというもの。

例:問題:明日テストがあるけど好きなアーティストのチケットもあたった。

解決策:ライブ諦めるor ライブも行って徹夜で勉強する。 というような

教授:2パターンある。教授が勝手に話しているパターンと概念に関するパラグラフが表示されそれについて教授が例を出しながら解説するパターン。どちらも要約系

例:パラグラフ:擬態とは動物が捕食者から隠れるための生態である。

教授:カメレオンは背景によって色を変える。これは〜また、なんたらタコはなんたらうんたら〜

これを要約

学校問題:学校から〇〇を変更、実施しますというようなアナウンスの手紙を画面上で読む。これについて二人の学生が議論しているのを聞いて要点を要約、自分の意見を述べるというもの。

例:アナウンス:学校にシェアバイク(自転車)を設置します〜的な

学生:私は賛成だわ〜〇〇だからよ〜 そうだね〇〇という利点もあるね

を要約

 

ライティング

まずはじめにライティングは文字数が命である!

設問には220文字程度、300文字程度書くと点数がいい感じだよみたいなのが書いてある。しかしそこから+100〜150ワード書くと点数が5点くらい上がる。

これを実現するためには書きながら考えることと相当なタイピング速度が必要だ。

しかし、これもスピーキングと同じようにテンプレートを暗記しておくことで解決する。

ライティングは二問存在する。

一問目は要約問題 

アーティクルを読んで教授の話を聞いて要約文を書く問題だ。350ワードくらい書きたい。

アーティクルは学術的問題に関するでたらめなものが載っている。

例えば:イースター島のモアイが作られた目的は以下の三点だ。〇〇×3+理由。(全部デタラメ)

これをリスニングで教授が一つ一つ証拠を出しながら否定する。

この対立を20分間で要約する。

 

二問目は自分の意見を聞かれる問題だ。

例えば;教育には知識と経験 どっちが大事か?というようなものだ。

これは30分で問題傾向もあまりないため自分の力が試される。しかし事前に使う例(証拠)を用意しておけば割と簡単だ。例えば死んだおじいさんが自分の経験の話をよく聞かせてくれて尊敬している。尊敬されるおとなになるためには経験こそが重要だ。自分は高校生のときはじめて恋人ができたが、あまりにいろいろなことに無知で知識不足だったため振られてしまった。など

例に使うのは徹底的にパーソナルな事柄がよい。そもそも試験中にデータを調べることは不可能なので嘘つきまくりである。

 

 

 

勉強の仕方

リーディング

学術文章を読むことに慣れることだ。文章のレベル自体は日本で受験英語を経験した人には大した難易度ではないらしい。問題は時間配分、速読することができれば、より簡単に解けるようになるはずだ。

 

リスニング

TEDトークNetflixで英字幕を使いドラマをひたすら見まくる。

 

スピーキング

テンプレートを作って丸暗記

 

ライティング

テンプレートを作って丸暗記 高速でタイピングできるようにする。

400ワードくらいの英作文を30分程度でできるようになる。

 

最後のほうはあまり力を入れて書いていないがTOEFL攻略などググるとテンプレートやさらなる勉強法も出てくるのでそちらに譲りたい。この記事はあくまで留学などを目指す人達を対象にしたTOEFLへの最初の入口にしたい。